特集 産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント
3.頸管無力症など,流早産ハイリスク妊婦の抽出とその対応は? 切迫早産の診断と管理の注意点は?
冨松 拓治
1
1大手前大学国際看護学部
キーワード:
頸管無力症
,
切迫早産
Keyword:
頸管無力症
,
切迫早産
pp.127-131
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000535
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
CQ301「頸管無力症など,流早産ハイリスク妊婦の抽出とその対応は?」,CQ302「切迫早産の診断と管理の注意点は?」に対しての改訂のポイントは以下の4つにまとめられる.本稿ではそのポイントを簡単に解説する.
①早産予防としての黄体ホルモン療法の有効性について最新の知見を追加した.
②経腹的な予防的頸管縫縮術についての記述を新たにAnswerに加えた.
③妊娠34週以降37週未満の児の予後改善目的の経母体ステロイド投与に関しての新しいエビデンスへの対応を追記した.
④切迫早産時の新生児早発型GBS感染症予防についてのAnswerを新たに追加した.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.