特集 産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023改訂のポイント―感染症・女性医学編―
Ⅱ.女性医学
8.月経前症候群の診断・管理は?
小川 真里子
1
1東京歯科大学市川総合病院産婦人科
キーワード:
月経前症候群
,
月経前不快気分障害
,
低用量エストロゲン・プロゲスチン
Keyword:
月経前症候群
,
月経前不快気分障害
,
低用量エストロゲン・プロゲスチン
pp.39-44
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000511
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要旨
月経前症状を訴え産婦人科を受診する患者は少なくない.「産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023」ではCQ405「月経前症候群の診断・管理は?」が設定されている.2023年版では,新たに「既存疾患の月経前増悪に対しては,既存疾患の担当医と連携し必要に応じ排卵抑制を行う」とのAnswerが追加された.月経前症候群(PMS),月経前不快気分障害(PMDD),そして既存疾患の月経前増悪(PME)などのPMDs女性に対し,産婦人科医として適切に対応することが,女性のQOL向上のために不可欠である.
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