特集 婦人科外来診療レベルアップ―病状の評価分類と治療指針―
1.内診・診療録の記載と治療方針
綾部 琢哉
1
1帝京平成大学
キーワード:
内診の意義
,
診療録に記載すること
Keyword:
内診の意義
,
診療録に記載すること
pp.1301-1306
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000473
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要旨
画像診断ではわかりにくく内診・直腸診でみるべきものは,臓器の可動性,圧痛の有無や揺動に伴う痛みの有無,組織の硬さに集約される.診療録の記載にあたっては,複数医療者,なかでも未来の自分との情報共有が必要であるが,特に思考過程・方針選択の理由を記載しておくことが重要である.所見の記載は,将来の疾患概念の確立や,進行期分類の見直しなどに際しても重要である.様々な混同を整理しておくと考えやすいことがある.
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