特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第4章 女性医学
1.梅 毒
原田 和俊
1
1東京医科大学皮膚科学分野
pp.344-348
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000189
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梅毒は梅毒トレポネーマ(TP)による全身性の感染症である.TPは性行為によって粘膜から侵入し,全身に散布される.さらに,TPは胎盤を介して胎児に感染する.このため,妊娠期梅毒は早期発見,早急な対応が必要である.近年,妊娠期梅毒が増加している.妊婦健診時に梅毒のスクリーニングが行われるが,検査結果の見逃しや,スクリーニング後の梅毒感染による先天梅毒が報告されており,注意が必要である.
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