特集 器質的疾患と心因性疾患を見極める 診断推論ストラテジー
各論 症候別診断推論ストラテジー
発熱―急性感染症後の遷延する炎症反応を伴わない微熱の理解と治療―
岡 孝和
1,2
1国際医療福祉大学病院心療内科
2国際医療福祉大学医学部心療内科学
キーワード:
心因性発熱
,
機能性高体温症
,
急性感染後症候群
,
新型コロナウイルス感染症罹患後症状
,
感染後筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群
Keyword:
心因性発熱
,
機能性高体温症
,
急性感染後症候群
,
新型コロナウイルス感染症罹患後症状
,
感染後筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群
pp.429-434
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001308
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Point
・心因性発熱だけでなく,感染後筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(post-infectious ME/CFS)でも,炎症反応を伴わない解熱薬抵抗性の微熱がみられる.
・post-infectious ME/CFS患者の微熱は身体的・精神的活動のあとに上がることがある.
・微熱を伴うpost-infectious ME/CFS患者の治療では,患者が労作後疲労を生じる閾値を理解し,それをきたさない範囲で生活できるよう,援助することが重要である.
・心因性発熱は炎症性メディエーターを伴わないという点で発熱ではないが,脳の指令による能動的体温上昇という点で発熱である.

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