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特集 「シマウマ探し」に陥らない―まれな疾患をどこまで追うか
身体所見
微熱
Low-grade Fever
大滝 純司
1
1筑波大学臨床医学系
pp.147-149
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900744
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■Interviewと診察と簡単な検査で,多くの器質性疾患は鑑別できる.
■Interviewでは,熱型(特に高熱が隠れていないか),持続日数,随伴症状,その他の体調(食欲・体重・睡眠など),解釈モデル,受療行動を十分に把握する.
■診察ではgeneral physical examinationを行う.
■微熱以外にほとんど症状や診察上の異常所見がなく,血沈やCRPが正常ならば,多くは非器質性疾患が原因であり予後良好である.
■非器質性の微熱が疑われる場合には,患者の不安を和らげて治療関係を継続させ,経過を追う.
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