増大号特集 続・Quality Indicatorの実装とその改善—日々の診療に役立つ診療評価指標
各論 感染症
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状の評価指標
宮里 悠佑
1
,
忽那 賢志
2
1橋本市民病院内科
2大阪大学大学院医学系研究科感染制御部
キーワード:
新型コロナウイルス感染症罹患後症状
,
COVID-19罹患後症状
,
除外診断
,
呼吸困難感に対するアセスメント・治療
,
ケアの標準化
,
多職種による症例検討
Keyword:
新型コロナウイルス感染症罹患後症状
,
COVID-19罹患後症状
,
除外診断
,
呼吸困難感に対するアセスメント・治療
,
ケアの標準化
,
多職種による症例検討
pp.1890-1893
発行日 2024年10月10日
Published Date 2024/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229813
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Point
◎新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状の定義は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)発症後,2カ月以上続く,他の疾患では説明がつかない症状である.罹患後症状の多くが日常生活の機能低下に関連する.
◎本稿執筆時点でCOVID-19罹患後症状に対する標準的な診療評価指標はないものの,診療評価指標に準じる国内外のガイドラインが整備されつつある.
◎COVID-19罹患後症状の種類,重症度が多様で症状が混在する場合もあるため,そのケアの標準化は困難である.国内外の推奨を参照にしつつ,他職種で個々の患者マネジメントについて議論することが,ケアの質向上に有効である.
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