特集 大きく変貌したリハビリテーション医療―超高齢・重複障害に対する医療の切り札
各論:領域別のリハビリテーション医療
認知症のリハビリテーション医療
粟田 主一
1
1東京都健康長寿医療センター研究所認知症未来社会創造センター
キーワード:
認知症
,
認知機能
,
精神機能
,
社会機能
,
生活行為
Keyword:
認知症
,
認知機能
,
精神機能
,
社会機能
,
生活行為
pp.694-698
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000821
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Headline
・認知症は,大脳に病的変化をもたらす慢性あるいは進行性の脳疾患によって認知機能が障害され,それによって日常生活や社会生活に支障が現れた状態である.
・認知症にみられる機能障害は認知機能にとどまらず,精神機能,身体機能,社会機能におよび,それらが多様な個人因子,環境因子,健康状態と関連しながら,本人の自立生活に影響を及ぼしている.
・個人と環境へのアプローチを通して認知症である人の機能を最適化し,機能障害を減少させ,尊厳ある自立生活の継続とウェルビーイングの維持・向上をはかることが,認知症のリハビリテーションの目標である.
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