循環器領域におけるトピック

医師と患者が問うべき5つのこと

1．血行動態が安定している，かつ治療反応性が良好な特に合併症のない急性非代償性心不全患者には，ルーチンの肺動脈カテーテルを用いた侵襲的血行動態モニタリングは行わない．

2．抗凝固療法の中止のみを目的として心房細動に対するカテーテルアブレーション治療は行わない．

3．動悸や前失神の精査のためにルーチンの心臓負荷検査や冠動脈CTは行わない．

4．既知の冠動脈硬化病変のある患者には，冠動脈のカルシウムスコアの算出は行わない．

5．安定している慢性心不全患者に対してルーチンの定期心エコーは行わない．