特集 Choosing Wisely 内科医の賢明な選択とは
各論
腎領域におけるトピック
長澤 康行
1
1兵庫医科大学総合診療内科学
キーワード:
エリスロポエチン製剤
,
NSAIDs
,
CKD
,
透析
Keyword:
エリスロポエチン製剤
,
NSAIDs
,
CKD
,
透析
pp.473-475
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000746
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医師と患者が問うべき5つのこと
1.何らかの徴候や症状がないのに,生命予後が限られている透析患者の癌のスクリーニングをしない.
2.貧血の症状がないのに,Hb 10g/dL以上の赤血球がある慢性腎臓病(CKD)患者をエリスロポエチン製剤で治療しない.
3.高血圧,心不全,糖尿病を含むすべての原因によるCKD患者にNSAIDsの使用を避ける.
4.腎臓内科にコンサルトすることなく,CKDステージIII~Vの患者に末梢血管経由の中心静脈カテーテルの設置を行わない.
5.患者・家族・医療者間の共有した意思決定の確認なしに,維持透析を導入しない.
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