特集 よくわかる! 精神疾患対応 これ1冊―内科医と精神科医の連携のために
第4部 知っておきたい精神疾患 各論2:不安症・強迫症・ストレス性疾患
6 適応反応症(適応障害)
平島 奈津子
1
1国際医療福祉大学三田病院精神科
pp.167-171
発行日 2024年3月26日
Published Date 2024/3/26
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000676
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Summary
1.有病率は,産業現場,プライマリ・ケア,リエゾン―コンサルテーション精神科臨床などで高い傾向がある.
2.診断の要件は,明らかなストレス因の存在と,そのストレス因と症状の発現・終息との間に因果関係が認められることである.
3.治療目標は,患者自身がストレス因の主観的な意味を理解することを援助することを通して,症状の軽減だけではなく,ストレス対処能力を向上させることである.
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