特集 感染症を鑑別したあとは? 非感染性腸炎を見極める!
炎症性腸疾患治療の最新情報
大腸オルガノイド移植療法の実際
清水 寛路
1
,
水谷 知裕
1,2
,
岡本 隆一
1,2
1東京医科歯科大学病院消化器内科
2東京医科歯科大学大学院消化器病態学
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
オドルガノイ
,
腸上皮幹細胞移植
,
再生医療
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
オドルガノイ
,
腸上皮幹細胞移植
,
再生医療
pp.369-372
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000623
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Headline
・炎症性腸疾患の患者はわが国を含めて世界的に増加している.治療は5-ASA製剤のほか,副腎皮質ステロイドや,免疫調節薬,あるいは近年開発された生物学的製剤とJanus kinase(JAK)阻害薬が用いられる.
・炎症性腸疾患に対する新規薬物治療の開発はめざましいが,なお難治症例が存在している.一方,再生治療も開発が進められている新規非薬物治療であり,期待が高い.
・大腸オルガノイド移植は,腸上皮幹細胞を体外培養して製造した細胞製剤を用いる再生治療である.現在,筆者らがfirst in humanの臨床研究を行って開発に取り組んでいる.
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