特集 ココが変わった 肥満症診療の最前線
肥満症の治療と管理
肥満症の薬物療法
加藤 さやか
1
,
浅原 哲子
1,2
1国立病院機構京都医療センター臨床研究センター内分泌代謝高血圧研究部
2名古屋大学環境医学研究所メタボ栄養科学研究部門
キーワード:
肥満症
,
肥満合併糖尿病
,
SGLT2阻害薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
GIP/GLP-1受容体作動薬
Keyword:
肥満症
,
肥満合併糖尿病
,
SGLT2阻害薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
GIP/GLP-1受容体作動薬
pp.199-207
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000587
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Headline
・日本における肥満者は年々増加傾向にある.肥満症治療の目的は,合併症による健康障害の予防・改善により個人のQOLを改善することにある.
・肥満合併糖尿病に対してはSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬などが使用できるようになってきており,その体重減少効果のみならず心保護作用・腎保護作用に対して期待されている.
・現在,様々な機序の肥満症治療薬が開発途上であり,また,それにかかわる機序も解明されつつある.今後の肥満症に対する治療戦略の進歩が待たれる.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.