特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[10]産婦人科関連感染症
1 妊娠・産褥期に気をつける感染症(GAS感染症)
松永 茂剛
1
1埼玉医科大学総合医療センター産婦人科
pp.218-221
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000160
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Summary
1.妊娠中の女性が発熱,腹痛,上気道症状,悪心,嘔吐,下痢,性器出血などを主訴に来院した場合はGAS感染症を鑑別疾患として考える.
2.急速に重篤化する劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症では早期診断と早期治療介入を行う.
3.重篤化した症例では呼吸・循環などの集学的な全身管理を要する.
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