特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[11]性行為関連感染症
1 HIV感染症
笠松 悠
1
1京都府立医科大学附属病院感染症科
pp.222-227
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000161
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Summary
1.コロナ禍であっても,HIV感染症はわが国においても世界的にも依然として大きな問題であり,予後改善と蔓延防止のため早期診断・早期治療が望まれる.
2.どういったシチュエーションにおいてHIV感染症を疑って検査するべきかは,患者の訴えや病歴,検査所見からHIV感染症が疑われるサインを逃さないことが大切である.
3.1996年以降はHARRTとよばれる3剤治療が基本であったが,近年の薬剤開発により,1日1回1錠のSTRが主流である.
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