増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編
Ⅱ.妊娠関連疾患
A群β溶血性レンサ球菌(GAS)感染症
早田 英二郎
1
,
梅村 なほみ
1
,
中田 雅彦
1
1東邦大学医学部産科婦人科学講座
pp.296-298
発行日 2020年4月20日
Published Date 2020/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210034
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処方のポイント
◆溶連菌感染症に対してはペニシリン系抗菌薬が第一選択である.
◆妊産婦において「持続する下腹部痛」「性器出血」「子宮内胎児死亡」の所見がある場合は,劇症型A群溶連菌感染症へ移行するリスクが高いと考える.
◆初期対応時のquick SOFAで敗血症が疑われた場合は,早期に抗菌薬の全身投与を行う.
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