特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[9]骨・関節感染症
1 椎体炎
倉澤 勘太
1
,
細川 直登
1
1亀田総合病院感染症科
pp.207-212
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000158
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Summary
1.椎体炎は腰背部痛の原因として重要な疾患である.
2.画像診断ではMRIが有用である.
3.緩徐に進行する疾患のため,直ちに抗菌薬を開始する必要はない.
4.治療期間が6週間以上と長いため,起因菌の同定を最優先とする.
5.抗菌薬を開始せず,血液培養2セットの結果を待ち,陰性の場合はCTガイド下生検検体の培養を行う.
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