Japanese
English
症例
蝶形椎体の1例
A case of Spina bifida anterior
福田 敏雄
1
Toshio FUKUDA
1
1国立山中病院整形外科
1Department of Orthopedic surgery Yamanaka National Hospital
pp.1047-1048
発行日 1957年12月20日
Published Date 1957/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202101
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今日蝶形椎体Schmetterlingswirbelとして知られている脊椎椎体矢状披裂は,Puttiの所謂So—matoschisisの一型であつて,1927年Sereghyがレ線像上の形態からこの様に命名したものである.
一般に椎体の畸形は椎弓のそれに比べて稀有のものといわれているが,本症は特に臨床症状が軽微で発見される機会の少いためもあつてか,その報告例は極めて少く,本邦においては山口氏の症例を始めとして未だ10数例を数えるに過ぎない.私も本症の1例を経験したのでここに報告する.
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