特集 外来通院患者に行う検査,計画的にきちんと実施できていますか?
個別疾患・生活習慣編
関節リウマチ
浮地 太郎
1
,
黒坂 大太郎
1
1東京慈恵会医科大学内科学講座リウマチ・膠原病内科
キーワード:
関節リウマチ
,
T2T
,
骨粗鬆症
,
心疾患
,
悪性腫瘍
Keyword:
関節リウマチ
,
T2T
,
骨粗鬆症
,
心疾患
,
悪性腫瘍
pp.235-241
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000058
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Headline
1 関節リウマチ(RA)ではT2Tの概念に基づき,6か月以内の「臨床的寛解もしくは低疾患活動性」達成を目標に治療にあたる.
2 治療目標を達成したにもかかわらず関節破壊が進行するケースも存在するため,関節X線検査や関節エコー検査などの画像検査を,計画的に実施することが推奨される.
3 炎症のコントロールが不十分な状態が長期間持続することによる,心疾患,骨粗鬆症,悪性腫瘍などの合併症や,薬剤による有害事象の発生を考慮し,計画的にスクリーニング検査を実施することが重要である.
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