特集 一般内科医に役立つ抗リウマチ薬の最新知識
高齢関節リウマチ患者の薬物療法
杉原 毅彦
1
1聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科
キーワード:
Methotrexate
,
関節リウマチ
,
骨粗鬆症
,
薬物相互作用
,
診療ガイドライン
,
フレイル
,
休薬
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Drug Interactions
,
Methotrexate
,
Frailty
,
Practice Guidelines as Topic
,
Osteoporosis
pp.1699-1702
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022056276
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<Headline>1 高齢関節リウマチ(RA)患者の身体機能低下、生活機能低下は、関節炎の疾患活動性、疾患自体に関連する関節外病変、治療に関連する合併症、老化に伴う合併症が影響し、内科専門医とリウマチ専門医で連携しながら管理する必要がある。2 リウマチ専門医の評価のもと、高齢者においても非高齢者同様に疾患活動性を寛解あるいは低疾患活動性に改善させるように治療を実践することが推奨される。3 メトトレキサート(MTX)は高齢RA患者の治療においても中心的な役割を果たしている。一方、内科合併症で一般内科を受診したときに、有害事象を防ぐためにMTXを休薬する必要が多いことに留意する。
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