特集 明日の診療に役立つ 消化器内視鏡これ1冊
上部消化管 咽喉頭・食道 上部消化管狭窄の治療
日原 大輔
1
,
富永 健司
,
前谷 容
1東邦大学医療センター大橋病院 消化器内科
キーワード:
X線透視検査
,
胃疾患
,
病的狭窄
,
十二指腸疾患
,
食道狭窄
,
食道腫瘍
,
消化管内視鏡法
,
バルーン拡張法
,
放射線障害
,
治療成績
,
放射線化学療法
,
自己拡張型金属ステント
Keyword:
Duodenal Diseases
,
Stomach Diseases
,
Self Expandable Metallic Stents
,
Esophageal Stenosis
,
Fluoroscopy
,
Radiation Injuries
,
Constriction, Pathologic
,
Endoscopy, Gastrointestinal
,
Treatment Outcome
,
Esophageal Neoplasms
,
Chemoradiotherapy
pp.104-110
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022140972
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.バルーン拡張は良性狭窄に主として用いる。穿孔防止のためには小口径のバルーンを用い、段階的にバルーンのサイズを上げて拡張を行うことが重要である。2.食道狭窄に対するバルーン拡張術ではステロイドの併用(局注や経口)が治療効果を向上させる。3.近年は内視鏡的消化管ステント留置術の安全性や有用性が示され標準治療として広く認識されている。4.胃・十二指腸ステントは胃癌や膵癌、他臓器癌からの腹膜播種に伴う胃・十二指腸狭窄(GOO)の症例に用いられる。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.