特集 消化器ステンティングのすべて
消化器ステントの種類
高崎 祐介
1
,
高橋 翔
,
鈴木 彬実
,
鬼柳 彩
,
石井 重登
,
斉藤 紘昭
,
藤澤 聡郎
,
伊佐山 浩通
1順天堂大学附属順天堂医院 消化器内科
キーワード:
胃疾患
,
病的狭窄
,
大腸疾患
,
十二指腸疾患
,
消化器疾患
,
食道疾患
,
膵管
,
膵臓疾患
,
ステント
,
胆管疾患
,
インターベンショナル超音波診断
,
超音波内視鏡検査
,
自己拡張型金属ステント
Keyword:
Endosonography
,
Bile Duct Diseases
,
Digestive System Diseases
,
Duodenal Diseases
,
Stomach Diseases
,
Self Expandable Metallic Stents
,
Esophageal Diseases
,
Stents
,
Constriction, Pathologic
,
Ultrasonography, Interventional
,
Pancreatic Diseases
,
Pancreatic Ducts
pp.724-729
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2019295497
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
消化管狭窄は、悪性腫瘍により引き起こされることが多い通過障害である。従来、悪性消化管狭窄に対する姑息的治療としては外科的バイパス術や胃瘻造設術、あるいは経鼻胃管や経肛門イレウス管などで対処してきた。1990年代から透視下での食道ステント留置がなされるようになり、近年は内視鏡的消化管ステントの安全性や有用性が示され標準治療として広く認識されている。また、胆管ステントに関してはプラスチックステントでのドレナージが報告されてから、現在ではプラスチックステントのみならず金属ステントによるドレナージが広く使用されており、閉塞性黄疸の治療に貢献している。ステント治療による恩恵は計り知れないものがあるが、その特性について理解しなければ安全で正確なステント留置は行えない。本稿では現在本邦で使用可能なステントの種類と特性について解説する。
Copyright© 2019 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.