特集 慢性便秘症診療の最前線
治療 診断アルゴリズムと検査の進め方
水上 健
1
1国立病院機構久里浜医療センター 内視鏡検診センター
キーワード:
消化器系診断
,
病歴聴取
,
腹部X線診断
,
便秘
,
理学的検査
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
注腸造影
,
CTコロノグラフィー
,
オピオイド誘発性便秘
Keyword:
Barium Enema
,
Constipation
,
Algorithms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Physical Examination
,
Diagnostic Techniques, Digestive System
,
Opioid-Induced Constipation
,
Medical History Taking
,
Radiography, Abdominal
,
Colonography, Computed Tomographic
pp.33-40
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022096548
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<Headline>1 慢性便秘症は診断基準の「6ヵ月以上前から症状があり、3ヵ月前から基準を満たす」必要がある。2 慢性便秘症には器質的疾患治療が必要な狭窄性・非狭窄性の器質性便秘と便秘自体の治療が必要な機能性便秘がある。3 機能性便秘の病態は大腸通過遅延型・大腸通過正常型・機能性便排出障害の3つとその重複である。便秘に特異的な検査は一般病院で施行ができないため、問診と腹部X線の活用がポイントである。
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