特集 実践-小児の輸液
各病態における輸液の考え方 新生児 早産児
飛彈 麻里子
1
1慶應義塾大学医学部小児科
キーワード:
Essential Amino Acids
,
Calcium
,
Glucose
,
Magnesium
,
Potassium
,
Sodium
,
静注用脂肪乳剤
,
排尿
,
不感水分損失
,
未熟児
,
水
,
輸液療法
,
リン酸塩
Keyword:
Magnesium
,
Water
,
Infant, Premature
,
Glucose
,
Calcium
,
Phosphates
,
Potassium
,
Fat Emulsions, Intravenous
,
Water Loss, Insensible
,
Sodium
,
Urination
,
Amino Acids, Essential
pp.638-643
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208464
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<Key Points>(1)早産児の輸液はモニタリングが大切。とくに状態が刻々と変化する急性期は、水分出納、血糖値、電解質の評価を6~8時間ごとを目安に行う。(2)早産児では組織の未熟性があるため、確実なライン確保が大切。臍静脈カテーテル、末梢静脈挿入式中心静脈用カテーテル使用中もライン留置部位周囲の観察を注意深く行う。(3)使用経験の少ない薬剤(および組み合わせ)使用時は、配合変化の可能性について確認する。(4)不足するものを補うだけでなく、成長を支持する積極的な栄養計画の一部として輸液療法を実施する。
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