特集 動脈硬化進行予防のための肥満・脂質異常診療戦略
肥満・脂質異常の病態・診断基準 肥満症の診断基準
高吉 倫史
1
,
小川 渉
1神戸大学 大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学
キーワード:
体重変化
,
基準値
,
BMI
,
体脂肪分布
,
肥満症
,
肥満-腹部
,
腹囲
Keyword:
Body Weight Changes
,
Obesity, Morbid
,
Reference Values
,
Body Mass Index
,
Obesity, Abdominal
,
Waist Circumference
,
Body Fat Distribution
pp.1319-1324
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021018146
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<Headline>1 脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態である「肥満」と、治療の対象となる「肥満症」は区別する必要がある。2 肥満・肥満症の診断にあたり、日常診療においてはBMIおよびウエスト周囲長を測定することも重要である。3 肥満症における治療目標は、減量によって肥満に伴う健康障害を解消あるいは軽減、予防することであり、肥満症では3~6ヵ月で現在の体重から3%の減量を目標とし、高度肥満症では5~10%以上の減量を目標とする。
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