特集 動脈硬化進行予防のための肥満・脂質異常診療戦略
動脈硬化予防のための肥満・脂質異常の治療 高齢者における肥満症・脂質異常症の治療
田村 嘉章
1
,
荒木 厚
1東京都健康長寿医療センター
キーワード:
LDL Cholesterol
,
運動療法
,
横紋筋融解症
,
冠動脈疾患
,
高コレステロール血症
,
脂質異常症
,
心臓血管疾患
,
HMG-CoA Reductase Inhibitors
,
メタボリックシンドローム
,
Ezetimibe
,
肥満症
,
筋肉減少症
,
肥満-腹部
,
フレイル
Keyword:
Hydroxymethylglutaryl-CoA Reductase Inhibitors
,
Cardiovascular Diseases
,
Obesity, Morbid
,
Ezetimibe
,
Frailty
,
Rhabdomyolysis
,
Coronary Disease
,
Hypercholesterolemia
,
Cholesterol, LDL
,
Exercise Therapy
,
Metabolic Syndrome
,
Obesity, Abdominal
,
Sarcopenia
,
Dyslipidemias
pp.1377-1380
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021018154
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<Headline>1 高齢者において肥満そのものは心血管疾患リスクと関連しないが、75歳までの内臓脂肪肥満やメタボリックシンドロームは関連する。2 高齢者においてもLDL-C高値と冠動脈疾患発症には関連が認められ、二次予防および75歳までの一次予防に対するスタチン投与は有効である。3 高齢者の肥満や脂質代謝異常の治療においては、過度なエネルギー制限や蛋白不足を避け、運動療法を併用してフレイルやサルコペニアを予防することが重要である。薬物の副作用にも注意する。
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