目指せ!肥満症のトータルケア-減量に苦戦する患者について考える
肥満症の病態・診断・治療
宮崎 滋
1
1結核予防会総合健診推進センター
キーワード:
鑑別診断
,
体重減少
,
肥満
,
チーム医療
,
BMI
,
メタボリックシンドローム
,
肥満症
,
腹腔内脂肪
,
腹囲
,
腹部CT
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Patient Care Team
,
Obesity, Morbid
,
Obesity
,
Weight Loss
,
Body Mass Index
,
Metabolic Syndrome X
,
Intra-Abdominal Fat
,
Waist Circumference
pp.5-10
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016089653
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肥満と肥満症は違う.肥満症とは肥満に起因する疾患を合併し,放置すると心・脳血管疾患やがんを発症し,健康寿命を短縮する危険な病態である.しかし,種々の合併する疾患は減量することで改善するので,積極的に治療すべき疾患である.肥満,メタボリックシンドロームは,生活習慣病や心血管疾患のリスク状態と考えられる病態である.肥満,メタボリックシンドロームは,主に予防の対象であり,肥満症は治療の対象となる.肥満,メタボリックシンドローム,肥満症への対応は,各医療職種の連携が重要で,チーム医療として行うべきである.
©Nankodo Co., Ltd., 2016