特集 コモンディジーズとしての骨粗鬆症診療
骨粗鬆症に対する薬物治療とその実際 副甲状腺ホルモン製剤
宮腰 尚久
1
1秋田大学 大学院医学系研究科整形外科学
キーワード:
骨粗鬆症
,
骨密度
,
Teriparatide
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Teriparatide
,
Bone Density
,
Osteoporosis
,
Osteoporotic Fractures
pp.1215-1219
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020380038
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<Headline>1 副甲状腺ホルモン製剤であるテリパラチドは、骨芽細胞前駆細胞や前骨芽細胞の分化を促進し、骨芽細胞のアポトーシスを抑制することで骨芽細胞数を増加させ、骨形成を促進する。2 わが国では、遺伝子組換えによる連日製剤と化学合成による週1回製剤のテリパラチドが使用されてきたが、2019年には化学合成による週2回製剤も登場した。3 テリパラチドは、骨密度の増加と椎体骨折の抑制効果に優れた骨粗鬆症治療薬であるが、製剤によって投与後の骨形成・吸収マーカーの変化が異なる。
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