特集 骨粗鬆症 最新の知見に基づいた治療薬の考え方・使い方
徹底解説!治療薬を使いこなす"知識"と"ノウハウ" ビスホスホネート
井上 玲子
1
,
井上 大輔
1帝京大学ちば総合医療センター 第三内科
キーワード:
Diphosphonates
,
骨吸収
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
脊椎骨折
,
大腿骨骨折
,
多剤併用療法
,
破骨細胞
,
腰椎
,
Teriparatide
,
Eldecalcitol
,
Denosumab
,
骨吸収抑制薬関連顎骨壊死
,
骨折-骨粗鬆症性
,
休薬
,
長期投与
Keyword:
Teriparatide
,
Bone Resorption
,
Bone Density
,
Drug Therapy, Combination
,
Femoral Fractures
,
Denosumab
,
Spinal Fractures
,
Osteoporosis
,
Osteoclasts
,
Lumbar Vertebrae
,
Diphosphonates
,
Bisphosphonate-Associated Osteonecrosis of the Jaw
,
Osteoporotic Fractures
,
Eldecalcitol
pp.3278-3282
発行日 2020年10月5日
Published Date 2020/10/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021054708
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<Key Points>◎ビスホスホネート(BP)製剤は特異的に破骨細胞に取り込まれ、骨吸収機能を抑制して骨密度を増加させる。◎国内で使用可能なBP製剤はすべて椎体骨折の抑制効果を有し、アレンドロネートやリセドロネート、ゾレドロン酸は大腿骨近位部骨折も抑制する。◎BP製剤は骨粗鬆症治療の第一選択薬の一つであり、経口剤および注射剤の2種類が存在する。◎顎骨壊死や非定型大腿骨骨折など、非常にまれだが長期使用に伴う重篤な副作用にも注意が必要である。◎BP製剤を3~5年以上継続使用している場合には、骨折リスクを再評価し、休薬や変更なども検討する。継続投与が必要な場合は5~10年までは延長可能である。
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