特集 コモンディジーズとしての骨粗鬆症診療
骨粗鬆症の新たな知見と生活指導 骨粗鬆症の薬物治療と骨代謝マーカー
三浦 雅一
1
,
佐藤 友紀
1北陸大学 薬学部薬学臨床系病態解析学分野
キーワード:
バイオマーカー
,
Hydroxycholecalciferols
,
骨粗鬆症
,
骨組織リモデリング
,
治療成績
,
保険適用範囲
,
骨密度維持剤
Keyword:
Insurance Coverage
,
Hydroxycholecalciferols
,
Biomarkers
,
Treatment Outcome
,
Bone Remodeling
,
Osteoporosis
,
Bone Density Conservation Agents
pp.1167-1173
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020380030
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Headline>1 骨粗鬆症診療では骨代謝関連検査として、骨代謝マーカー[骨形成マーカー、骨吸収マーカー、骨マトリック(基質)関連マーカー]、25-ヒドロキシビタミンDなどが使用されている。2 骨代謝マーカーは、骨密度とは独立した骨強度を表現する因子として意義づけられている。3 骨代謝マーカー測定は、骨粗鬆症診療においては治療薬の選択や治療薬効果のモニタリングとして使用されており、測定により患者のアドヒアランス・治療率継続は向上する。25-ヒドロキシビタミンD測定は、ビタミンD充足度を知るための指標として使用できる。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.