特集 ウイルス肝炎アップデート
B型・C型肝炎の治療と予防 HCV-RNA陰性化後のC型肝炎の管理
茶山 一彰
1
1広島大学 大学院医系科学研究科消化器・代謝内科学
キーワード:
ウイルスRNA
,
アセチル化
,
肝炎-C型
,
ヘパシウイルス
,
肝細胞癌
,
抗ウイルス剤
,
リスク
,
ヒストンコード
,
発癌
,
持続性ウイルス陰性化
,
病態生理
Keyword:
Carcinoma, Hepatocellular
,
Sustained Virologic Response
,
Hepatitis C
,
Risk
,
RNA, Viral
,
Hepacivirus
,
Antiviral Agents
,
Acetylation
,
Carcinogenesis
,
Histone Code
pp.233-238
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020162744
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<Headline>1 C型肝炎ウイルス感染肝臓は発癌率が高く、ウイルス排除後にも発癌のリスクが存在し続けている。2 高リスク因子を複数持ち合わせている症例では、根治的治療後も3ヵ月に1度程度の厳密な画像、腫瘍マーカーのフォローアップを行う必要がある。3 C型肝炎ウイルスによる発癌性の変化は、SVR後も持続している。高発癌状態は生涯続く可能性も考えられ、10年、20年発癌がみられなくても、経過観察は続ける必要がある。
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