インターフェロン・フリーC型肝炎治療
日本肝臓学会C型肝炎治療ガイドライン
田中 篤
1
1帝京大学 医学部内科学講座
キーワード:
HIV Infection
,
ウイルス遺伝子
,
遺伝子型
,
肝炎-B型
,
肝硬変
,
肝細胞癌
,
肝臓移植
,
血液透析
,
抗ウイルス剤
,
再発
,
腎不全-慢性
,
アルゴリズム
,
肝炎-C型-慢性
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
重複感染
,
発癌
Keyword:
Algorithms
,
Antiviral Agents
,
Genes, Viral
,
Hepatitis B
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Kidney Failure, Chronic
,
Liver Cirrhosis
,
Genotype
,
Renal Dialysis
,
Recurrence
,
HIV Infections
,
Liver Transplantation
,
Practice Guidelines as Topic
,
Treatment Outcome
,
Hepatitis C, Chronic
,
Coinfection
,
Carcinogenesis
pp.1437-1445
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017027148
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日本肝臓学会肝炎診療ガイドライン作成委員会では,2012年以来C型肝炎治療ガイドラインの作成・改訂を続けており,現在2016年5月に公開した第5版が最新版である.ここではゲノタイプ1型・2型に対する治療推奨に加えて,HBV・HIV共感染例,腎機能障害・透析例,肝移植後再発例,肝細胞癌発症後の症例など,さまざまな病態のspecial populationに対する治療推奨を記載している.ガイドラインの初版以降しばらくはところどころに「治療待機」という選択肢を残していたが,現在では治療薬がほぼ満足すべき域に達したため「治療待機」という記載はなく,原則すべてのC型肝炎症例が治療対象となっている.本稿ではこの内容について概説する.
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