特集 ここまで明らかになった小腸疾患
小腸の各疾患 SLCO2A1関連腸症(CEAS)
松本 主之
1
1岩手医科大学 内科学講座消化器内科消化管分野
キーワード:
鑑別診断
,
変異
,
小腸疾患
,
全エクソーム解析
,
小腸潰瘍
,
小腸内視鏡法
,
SLCO2A1 Protein
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Whole Exome Sequencing
,
Mutation
,
SLCO2A1 Protein, Human
pp.95-97
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020120535
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Headline>1 非特異性多発性小腸潰瘍症は、慢性持続性の小腸出血を特徴とする小腸疾患としてわが国で報告された疾患である。2 非特異性多発性小腸潰瘍症の原因遺伝子として、プロスタグランジン輸送体をコードするSLCO2A1が同定された。3 本症の新名称としてchronic enteropathy associated with SLCO2A1 gene(CEAS)が提唱された。CEASは希少ではあるが小腸潰瘍症の重要な鑑別疾患である。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.