特集 ここまで明らかになった小腸疾患
小腸の検査方法 小腸X線造影検査
江崎 幹宏
1
1佐賀大学医学部附属病院 光学医療診療部
キーワード:
Crohn病
,
X線診断
,
強皮症-全身性
,
小腸疾患
,
小腸腫瘍
Keyword:
Scleroderma, Systemic
,
Crohn Disease
,
Radiography
pp.51-54
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020120527
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<Headline>1 病変範囲や分布、腸間膜付着部との位置関係などの評価が診断に重要な炎症性疾患では、X線造影検査の有用性は高い。2 腫瘍性病変では内視鏡検査の有用性が高いが、隣接腸管や周囲臓器への影響の評価を要する粗大病変ではX線造影検査は有用である。3 検査や読影に関する技術面あるいはX線被曝の問題から、X線造影検査の実施頻度は減少している。4 X線造影検査はcross-sectional imagingに移行していく可能性があるが、両検査法の病変描出能に関する詳細な比較検討はない。
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