特集 食物アレルギー「食べる」ということを根本から見なおしてみる
抗原からみた食物アレルギー ピーナッツアレルギー
福家 辰樹
1
1国立成育医療研究センター アレルギーセンター総合アレルギー科
キーワード:
患者コンプライアンス
,
免疫学的脱感作
,
乳児食
,
リスク
,
過敏症-ピーナッツ
,
経口免疫寛容
Keyword:
Risk
,
Infant Food
,
Patient Compliance
,
Desensitization, Immunologic
,
Peanut Hypersensitivity
pp.1311-1315
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022318447
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▼欧米などピーナッツアレルギーの発症リスクが高い地域では、乳児の離乳時期においてはなるべく早くピーナッツの摂取を開始するほうが有益であるとの国際的コンセンサスステートメントが発表されている。▼ピーナッツアレルギーの経口免疫療法に使用する新規治療薬として、米国でPalforziaが承認されているが、アナフィラキシーを含めた症状誘発リスクなどいくつかの問題点もある。▼海外ではピーナッツにおいても、早期導入を目的とする離乳食や、摂取可能な範囲を継続するための工夫が様々模索されている。
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