症例
クラス1抗原とクラス2抗原の両者が陽性であったピーナッツアレルギーの1例
原田 晋
1
,
森山 達哉
1はらだ皮膚科クリニック
キーワード:
IgE
,
組織適合抗原I
,
組織適合抗原II
,
皮膚テスト
,
過敏症-ピーナッツ
,
花粉・食物アレルギー症候群
,
Peanut Ara h 8 Allergen
Keyword:
Histocompatibility Antigens Class II
,
Immunoglobulin E
,
Skin Tests
,
Histocompatibility Antigens Class I
,
Peanut Hypersensitivity
,
Ara H 8 Allergen, Peanut
pp.203-207
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017215726
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23歳女性。小学生時よりピーナッツ摂取後に数回、腹痛・嘔気・咽喉違和感などの症状が出現、また3年前よりは春季に鼻炎・結膜炎などの花粉症症状も生じるようになった。今回、アレルギーに関する精査目的で受診したところ、ピーナッツのプリックテスト、およびハンノキ・シラカバ・ピーナッツの特異的IgEが陽性であり、ISACでもBet v1・Ara h2・6・8が陽性を示した。以上より、本症例はクラス1抗原とクラス2抗原の両者の感作によるピーナッツアレルギーと診断された。
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