特集 研修医・専攻医・指導医のための小児科研修指南
研修医・専攻医研修のポイント 発達障害(不登校を含む)
井上 建
1
,
作田 亮一
1獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター
キーワード:
発達障害
,
睡眠-覚醒障害
,
医学生涯教育
,
医師臨床研修
,
不登校
,
専門医制度
,
発達検査
,
ゲーム障害
,
インターネット依存
Keyword:
Developmental Disabilities
,
Internship and Residency
,
Internet Addiction Disorder
,
Phobic Disorders
,
Education, Medical, Continuing
,
Sleep Wake Disorders
,
Technology Addiction
pp.601-607
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022172358
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▼発達障害という用語は医学のみならず行政、福祉、教育と複数の領域で使用され、医学的概念とずれがみられることがあることに注意が必要。▼発達障害の徴候の多くは、定型発達と比較した場合の量的な問題であり、定型発達の発達過程を詳細に理解することは、発達障害を理解するための第一歩である。▼発達障害では、主要徴候とは別の愁訴や併存症が認められることが多く、限られた診療時間に質の高い外来診療を行うためには、系統的な問診と困難感に対する優先順位の設定が重要である。
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