特集 不登校
不登校児の現実 ゲーム症・ゲーム障害
中山 秀紀
1
,
樋口 進
1国立病院機構久里浜医療センター
キーワード:
睡眠-覚醒障害
,
認知療法
,
インターネット
,
キャンプ
,
不登校
,
引きこもり
,
ゲーム障害
Keyword:
Camping
,
Cognitive Behavioral Therapy
,
Phobic Disorders
,
Sleep Wake Disorders
,
Technology Addiction
,
Internet
pp.840-842
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020280419
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<Key Points>(1)ゲーム障害(依存的使用)によって、主に精神状態の悪化、睡眠問題(昼夜逆転など)、社会的悪影響などをきたしうる。(2)類縁疾患であるインターネット依存では、構造化面接法による調査において、うつ病、社交恐怖症、注意欠如・多動症、強迫性障害などの合併率が高いとされている。(3)ゲーム障害(依存的使用)の児童・青少年が受診した場合、医療機関ではまず合併精神疾患(発達障害)の検索や治療、生活指導を行い、同時に心理療法、デイケアなどへの参加を促すことが望ましい。
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