特集 たかが便秘、されど便秘-小児の便秘を科学する
薬を使わない治療(非薬物治療) 生活・排便指導はどうするか
中野 美和子
1
1さいたま市立病院 小児外科
キーワード:
ライフスタイル
,
直腸
,
トイレットトレーニング
,
排便
,
便秘
,
患者が作成する健康データ
,
生活指導
,
内臓感覚
Keyword:
Life Style
,
Constipation
,
Patient Generated Health Data
,
Defecation
,
Toilet Training
,
Rectum
pp.757-763
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020265388
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●小児慢性便秘症の治療で、睡眠、食事を含む規則正しい生活の指導など、生活習慣調整は重要だが、便塞栓除去後の維持治療の一環としての位置づけである。●生活習慣調整は、個々の患児・家庭の生活状況、性格などにあわせて指導し、過重な負担を避ける。●毎日排便するように促すことが有効なことがあり、排便の習慣づけという点でもすすめられる。●排便日誌は、排便状態の把握、動機づけなどの点で有用である。●生活調整には学校、園など周囲の協力も必要で、社会に対する排便の重要性の啓発も行っていくべきである。
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