特集 症例から考える小児泌尿器疾患:小児病院での私のみかた
学童期によくみる泌尿器疾患 学童期の尿失禁(1)
中村 繁
1
,
中井 秀郎
1自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児泌尿器科
キーワード:
Cholinergic Antagonists
,
行動療法
,
発達障害
,
尿失禁
,
排尿
,
便秘
,
患者が作成する健康データ
,
生活指導
Keyword:
Behavior Therapy
,
Developmental Disabilities
,
Urinary Incontinence
,
Constipation
,
Cholinergic Antagonists
,
Patient Generated Health Data
,
Urination
pp.348-358
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022100730
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▼学童期を含む小児の切迫性尿失禁では、まず慢性機能性便秘症の診断および治療を優先する。▼排便の問題がない、あるいは便秘治療の結果、便秘が治癒すれば、ウロセラピーを開始する。▼ウロセラピーの効果が不十分な場合、残尿がなければ抗コリン薬の内服を開始する。▼残尿があれば、機能性排尿排便障害(BBD)を疑い、積極的な排便習慣の精査を行う。▼BBDではウロセラピーと便秘治療を積極的に行う。
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