原著
当院における癒着胎盤/固着胎盤症例の臨床経過に関する検討
吉田 誠哉
1
,
足立 学
,
荒木 雅子
,
千原 啓
1聖霊病院 産婦人科
キーワード:
癒着胎盤
,
帝王切開術
,
自然分娩
,
後向き研究
,
生殖補助技術
Keyword:
Retrospective Studies
,
Natural Childbirth
,
Placenta Accreta
,
Cesarean Section
,
Reproductive Techniques, Assisted
pp.1131-1135
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022353398
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当院で経験した癒着胎盤症例につき詳細に検討し、その発症リスクにつき考察した。2021年2月までの8年間に癒着胎盤の診断がついた13例を抽出し、各々の詳細につき後方視的に検討した。その結果生殖補助医療による妊娠が発症リスクとなることが判明した。癒着胎盤はかつていわれていたより発生頻度は増加したが、依然まれな疾患であるため、症例を積み重ねながら、その詳細を記録することでさらなる知見を集積していくことが重要と思われる。
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