症例
腹腔鏡下付属器切除術後に未熟奇形腫と診断された1例
松浦 美幸
1
,
重光 愛子
,
日野 友紀子
,
佐々木 高綱
,
永井 景
,
山田 嘉彦
1八尾市立病院 産婦人科
キーワード:
奇形腫
,
MRI
,
腹腔鏡法
,
卵巣腫瘍
,
卵管卵巣摘出術
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Teratoma
,
Ovarian Neoplasms
,
Salpingo-oophorectomy
,
Laparoscopy
pp.1136-1139
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022353399
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成熟嚢胞性奇形腫は日常臨床でよく遭遇する疾患であるが、未熟奇形腫は卵巣奇形腫の3%に過ぎないまれな疾患である。術前に両者を鑑別することは困難であり、成熟嚢胞性奇形腫の術前診断で腹腔鏡手術を行い、術後病理検査によりはじめて未熟奇形腫と診断されることがある。未熟奇形腫はそのまれさゆえ確立された管理方法が存在しないため今後症例を集積し検討を重ねる必要がある。
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