症例
分娩前の画像検査で予見できなかった常位癒着胎盤の1例
山内 諒子
1
,
宮崎 有美子
,
川村 裕士
,
折坂 誠
,
黒川 哲司
,
吉田 好雄
1福井大学医学部附属病院 産科婦人科
キーワード:
MRI
,
子宮摘出術
,
癒着胎盤
,
帝王切開術
,
母性年齢35歳以上
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Hysterectomy
,
Cesarean Section
,
Placenta Accreta
pp.196-199
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022083871
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症例は45歳、融解胚盤胞移植で妊娠成立した。3回の子宮手術既往があり、重症子宮内膜症を合併していた。胎盤は常位に位置し、癒着胎盤を示唆する画像所見を認めなかった。妊娠35週で帝王切開術を行った際、胎盤が剥離せず、癒着胎盤と診断し子宮腟上部切断術を行った。癒着胎盤のリスク因子を複数有する場合は、たとえ画像所見が乏しくても、常位癒着胎盤の可能性を排除すべきでない。
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