研究
当院における後期早産(late preterm)期の前期破水症例の周産期予後に関する検討
亀井 沙織
1
,
藤田 浩平
,
高井 浩志
,
山口 綾香
,
矢内 晶太
1日本バプテスト病院 産婦人科
キーワード:
黄疸-新生児
,
呼吸障害
,
絨毛膜羊膜炎
,
妊娠管理
,
前期破水
,
早産
,
帝王切開術
,
低血糖症
,
自然分娩
,
後向き研究
Keyword:
Obstetric Labor, Premature
,
Hypoglycemia
,
Natural Childbirth
,
Fetal Membranes, Premature Rupture
,
Jaundice, Neonatal
,
Retrospective Studies
,
Respiration Disorders
,
Chorioamnionitis
,
Cesarean Section
,
Prenatal Care
pp.392-394
発行日 2020年3月10日
Published Date 2020/3/10
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020247406
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当院の妊娠34週0日~35週6日までの単胎での前期破水症例20例を対象に、周産期予後に関する検討を行った。今回の検討では、妊娠34~35週の前期破水は待機管理を基本としても数日以内に自然陣痛発来していたものの、その間に懸念される新生児感染症は1例も認められず、前期破水そのものによる予後への影響は限定的であると考えられた。一方、早産としての生後早期合併症は高率に認められたため、慎重な新生児管理が必要であり、NICUを有する病院での管理が望ましいと考えられた。
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