特集 帝王切開-明日からできる工夫と留意点-
術前に判明している場合 10.早産・胎児発育不全
村越 毅
1
1聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター
キーワード:
早産
,
胎児発育遅滞
,
帝王切開術
,
遅滞破水
Keyword:
Obstetric Labor, Premature
,
Fetal Growth Retardation
,
Cesarean Section
pp.1215-1220
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021341145
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超低出生体重児に対する帝王切開では、圧迫などのストレスに弱い未熟な児を低侵襲かつ愛護的に娩出することが大切である。児の神経学的後遺症を回避するために、(1)子宮筋を十分弛緩させる麻酔法および子宮筋弛緩法(rapid tocolysis)、(2)児を低侵襲かつ安全に娩出させるための子宮切開法、および、(3)最低限のストレスで娩出させる児娩出法の3点が超低出生体重児の帝王切開において重要である。
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