特集 帝王切開-明日からできる工夫と留意点-
術前に判明している場合 9.高度肥満妊婦
高橋 雅也
1
,
牧野 真太郎
1順天堂大学医学部附属浦安病院
キーワード:
手術創感染
,
帝王切開術
,
妊娠合併症
,
予防的抗菌剤投与
,
肥満症
,
静脈血栓塞栓症
,
陰圧閉鎖療法
,
腹部創閉鎖法
Keyword:
Antibiotic Prophylaxis
,
Surgical Wound Infection
,
Obesity, Morbid
,
Cesarean Section
,
Pregnancy Complications
,
Abdominal Wound Closure Techniques
,
Venous Thromboembolism
,
Negative-Pressure Wound Therapy
pp.1209-1214
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021341144
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日常診療において、肥満妊婦に遭遇することはまれではない。肥満妊婦における分娩方法は確立していないものの、帝王切開率は非肥満妊婦と比して高く、いずれの分娩方法を選択しても帝王切開に関する備えが必須となる。一方、肥満妊婦は周術期合併症の頻度も高いため、合併症予防を目的とした様々な方法が検討されている。本稿では、高度肥満妊婦に対し帝王切開を行う際の工夫と留意点について、最近の知見を交えて解説する。
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