原著
鉄欠乏性貧血およびその治療の現状と課題 医師アンケート調査から
百枝 幹雄
1
1聖路加国際病院 女性総合診療部
キーワード:
質問紙法
,
医師
,
嘔吐
,
悪心
,
鉄
,
経口投与
,
貧血-鉄欠乏性
,
自己報告式質問調査
,
実態調査
Keyword:
Nausea
,
Vomiting
,
Administration, Oral
,
Anemia, Iron-Deficiency
,
Physicians
,
Iron
,
Self Report
pp.1131-1137
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021321223
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日本では鉄欠乏性貧血(IDA)に対し、食事療法等では回復が困難な場合、鉄剤投与による薬物治療が行われる。今回、IDA患者を診療している医師を対象として、IDA治療の現状とその課題等に対するアンケート調査を実施した。本調査結果から、IDA治療には経口鉄剤が多く使用されているものの、悪心・嘔吐の副作用を懸念する医師は多く、十分な治療を実施できていない現状が明らかとなった。
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