特集 新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
【II.臨床への影響】不妊治療への影響
竹島 和美
1
,
加藤 恵一
1加藤レディースクリニック
キーワード:
胚移植
,
不妊症
,
感染予防管理
,
患者の受入れ
,
生殖補助技術
,
採卵
,
疾病の流行
,
COVID-19
Keyword:
Infertility
,
Infection Control
,
Patient Admission
,
Embryo Transfer
,
COVID-19
,
Oocyte Retrieval
,
Reproductive Techniques, Assisted
,
Epidemics
pp.265-269
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022135867
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは生殖医療にも大きな影響をもたらした。2020年3月には世界の主要な関係学会から不妊治療の延期を支持する声明が出され、日本においても同年4月1日付で日本生殖医学会から同様の声明が発出された。一方で生殖医療は、パンデミック中においても不可欠な医療かつ時間的制約のある治療でもあることから、この前代未聞の事態に対して臨床現場においては様々な緊急対応を要した。本稿においてはパンデミック渦中での生殖医療について、当院での臨床経験を交えて概説する。
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