特集 卵巣Up to Date
卵巣の形態学
林 正美
1
,
大道 正英
,
大槻 勝紀
1大阪医科大学 産婦人科学教室
キーワード:
細胞外基質
,
組織培養技術
,
卵巣
,
組織細胞学的標本技術
,
組織工学
,
バイオミメティックス
,
三次元プリント技術
Keyword:
Extracellular Matrix
,
Histocytological Preparation Techniques
,
Ovary
,
Tissue Engineering
,
Biomimetics
,
Tissue Culture Techniques
pp.905-908
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021278873
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近年、卵巣の形態に関する研究はめざましい発展を遂げている。組織透明化による3次元観察は以前から可能であったが、方法の改良により、近年では、卵巣内の卵胞の加齢による変化や、成長因子の有無による卵巣内の血管構造の変化までも3次元的に可視化して解析可能となった。また、卵巣の構造や機能の解明と並行して、生体工学研究も積極的に進められるようになってきており、マウスでは、「人工卵巣」ともいうべきbioprosthetic ovaryの作製も報告されている。
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