原著
当院における子宮鏡下選択的卵管通水法の効果についての検討
矢野 倫子
1
,
泉 玄太郎
,
竹内 亜利砂
,
森嶋 かほる
,
浦田 陽子
,
能瀬 さやか
,
廣田 泰
,
甲賀 かをり
,
平池 修
,
藤井 知行
,
大須賀 穣
1東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科
キーワード:
クラミジア感染症
,
子宮鏡法
,
子宮卵管造影
,
卵管疎通性検査
,
妊娠率
,
後向き研究
,
妊娠転帰
,
卵管閉塞
Keyword:
Hysterosalpingography
,
Retrospective Studies
,
Chlamydia Infections
,
Hysteroscopy
,
Pregnancy Rate
,
Pregnancy Outcome
,
Fallopian Tube Patency Tests
pp.639-642
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021205834
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当院における子宮鏡下選択的卵管通水法の127例を検討した。子宮卵管造影検査にて卵管閉塞と診断されていても、子宮鏡下選択的卵管通水法では61.4%の卵管で開通が認められた。また、術後の妊娠率を検討すると、子宮卵管造影検査で閉塞と診断され、子宮鏡下選択的卵管通水法で開通と診断された卵管が、術後の妊娠成立にも同様に寄与していると考えられた。
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